7月27日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市議会議員の中で、2016会計年度の議会への出席率が最も低かったのは、リューベン・ウィリス議員(47)で、今年に入ってから一度も議会に出席していなかったことが、情報公開法に基づいて入手された記録により明らかになった。
同記録によると、クイーンズ区選出の民主党議員である同議員は、今年に入ってから、医療上の理由で69回連続で議会を欠席していた。15年7月1日〜今年6月30日までの16会計年度全体では、合計111回行われた議会や公聴会のうち、72%にあたる80回を欠席していた。そのうち78回が医療上の理由で、2回は無断欠席だった。
同議員は14年、公的選挙資金の一部を着服し高級ブランド品を購入したり、実体のない非営利団体を設立して政府の補助金を集めたりし、そのほとんどを着服した疑いで同年、重窃盗罪や詐欺罪などで起訴された。同議員は15会計年度でも、病気の親戚の世話を理由に議会の67%以上を欠席したという。
市議会議員全51人のうち無欠席だったのは、メリッサ・マーク=ビベリト議長とベン・カロス、スティーブ・マテオ議員の3人だけだった。