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共同通信
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【ダバオ共同】フィリピンの日系人会が南部ダバオで25日、日本人の移民120周年の記念行事を開いた。焦点となったのは、戦後のフィリピンの反日感情と混乱を経て、今も日本国籍を回復できず放置されている日系2世の問題。2世の高齢化が進む中、支援団体「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」の河合弘之代表理事は「国籍を持ち、自分のルーツを知るのは基本的人権だ」と早期救済を訴えた。
記念行事の公開講座では、麻の栽培などで祖先の日本人がダバオに移住し、戦前に日本人学校が13校もできたことが紹介された。