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共同通信
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【エルサレム共同】イスラエルメディアは25日、イスラム組織ハマスから人質13人がパレスチナ自治区ガザで赤十字関係者に引き渡されたと報じた。ハマスは同日、第2弾の人質の解放を遅らせることを決めたとの声明を出した。イスラエル側が合意を守っていないためと主張した。
イスラエル首相府は24日、イスラム組織ハマスが第1弾として解放した人質はイスラエル人13人、外国人11人の計24人だったと発表した。双方の合意を仲介したカタール政府は24日、イスラエルが拘束していたパレスチナ人の子どもや女性計39人が釈放されたと明らかにした。パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とハマスの戦闘休止が2日目を迎えた。
米CNNテレビなどによると、25日には第2弾としてハマスが人質13~14人を解放し、イスラエルはパレスチナ人40人前後を釈放する見通し。イスラエルのネタニヤフ首相は「人質全員を取り戻すことを約束する」と強調。バイデン米大統領は、双方が合意したガザでの4日間の戦闘休止は延長の可能性が十分あると述べた。