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共同通信
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TBSホールディングスは26日、旧ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題を巡り、同事務所との関わりや社内の対応を調査した特別調査委員会の報告書を公表。40年前に「(喜多川氏から)TBSで性加害に遭った」と訴える元ジャニーズJr.の男性の証言があったことを明らかにした。
報告書によると、証言は調査の過程で判明。1983年にTBSホール(当時)で、ジャニーズ事務所の非公開オーディションが行われた際、客席で喜多川氏の隣に座らされ、体を触られる性被害を受けたという。だが当時の状況を知る関係者が見つからず、詳細は検証できなかったとしている。
特別調査委員会はTBSホールディングスの役員や外部の弁護士ら6人で構成。10月から今月にかけてTBSテレビの役職員やTBSラジオの関係者にアンケートやヒアリングを行うなどし、同事務所に関するTBSの報道の在り方などを検証した。