整備費とは別に837億円計上

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共同通信
自見英子万博相

 自見英子万博相は27日の参院予算委員会で、2025年大阪・関西万博を巡り、2350億円に膨らんだ会場整備費とは別に、パビリオン「日本館」の建設費用や途上国の出展支援などに約837億円を計上したと明らかにした。全額、国が負担する。

 内訳は(1)「日本館」の建設や解体に360億円(2)途上国支援に240億円(3)安全確保に199億円(4)機運醸成に38億円―。

 会場整備費2350億円のうち国の負担約783億円とは別の計上に立憲民主党の辻元清美氏は「国費分が倍増している」と批判。岸田文雄首相は「経費について透明性を持って説明することは重要だ。全体像を示せるよう努力したい」と述べた。