2日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は同日、ニューヨーカーの健康をサポートするために行っている校庭開放プログラムの規模拡大を発表した。
マイケル・ブルームバーグ前市長が2007年に導入した同プログラムは、市公園局(DOPR)と教育局(DOE)が運営しており、このほど新たに市内公立校22校の校庭が一般市民に公開されることになる。3日には、12校の校庭が開放され、残りの10校も今年秋までには利用できるようになる予定。新たに開放されるのは、ブルックリン区公立第72小学校やクイーンズ区公立第127小中学校、スタテン島の学校などの校庭となる。
同プログラムは、年間約5万ドル(約506万円)の維持費で運営でき、「市の施策として、多大なコストをかけなくても、一般市民が気軽に運動できる機会を増やすことができる。今後も、市民の生活の徒歩圏内に運動場を増やすことで、市民の健康増進につなげたい」と、市長は述べた。
市は、30年までに市内の公園や運動場を拡充させる政策を打ち出しており、その一環として、今後も校庭を開放する学校数を増やすという。