働き方の柔軟化で運転手確保へ

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共同通信
記者会見する両備グループトランスポーテーション&トラベル部門の大上真司副部門長=28日、岡山市

 岡山市の両備グループは、バスやタクシー、トラックなどグループ企業の運転手の採用を推進しようと、多様な働き方や生活支援を実現する新制度を12月から順次導入する。交通・物流業界の人手不足は全国で深刻化している。慣例にとらわれず、働く側や利用者のニーズに合わせた改革に取り組む。

 バス事業では、移動の需要が集中する朝夕のみに乗務するパート勤務や残業なしの働き方など、ワークライフバランスを重視した柔軟な雇用形態に対応。生活支援として、奨学金の代理返還を1社で試験的に始める。キャリアプランに合わせて職種や業種を転換できる制度も取り入れる。