男性や軍関係の人質解放も要求

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共同通信
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官

 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は28日、中央情報局(CIA)のバーンズ長官が同日、カタールでムハンマド首相兼外相やイスラエルの対外特務機関モサドのバルネア長官と極秘会談したと報じた。イスラム組織ハマスが拘束する男性や軍関係の人質の解放に向けた交渉を進めるよう要求したという。これまでの交渉対象は女性や未成年の人質に限られていた。

 バーンズ氏は人質解放に向けた米国の交渉担当。米国人の人質8~9人の即時解放のほか、1日10人ずつ人質が追加で解放されるようイスラエルとハマスの戦闘休止の再延長も求めた。カタールはイスラエルとハマスの仲介役を務めている。