被爆者ら150人、米でデモ行進

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共同通信
核廃絶を訴え、国連本部前をデモ行進する被爆者ら=28日、米ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】日米などの平和団体が28日、国連本部前から街頭をデモ行進し核兵器廃絶を訴えた。核兵器禁止条約の第2回締約国会議に合わせ渡米した被爆者を含む約150人が「核兵器は違法、廃止を」とシュプレヒコールを上げた。核を保有する米ロの国連政府代表部前では条約参加を要請した。

 広島で被爆した名古屋市の金本弘さん(79)は「米国は被爆者が生きているうちに核廃絶を」と事前集会で呼びかけた。父が長崎で原爆に遭った在韓被爆2世の李太宰さん(64)はいつまでも続く原爆被害の実情を訴え、広島と長崎の高校生平和大使2人も英語で被爆地の惨禍を伝えた。