飲酒運転でJFKに突っ込む クイーンズ区の女を逮捕

 4日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、クイーンズ区の女が、飲酒運転でジョン・F・ケネディー国際空港のビルに突っ込む事故を起こした。
 3日午前8時15分ごろ、同区オゾンパークに住むタニア・ヘルナンデス容疑者(30)の運転する灰色の乗用車が、同空港から伸びるバン・ウイック・エクスプレスウェーと134丁目の交差する辺りで歩道に乗り上げた。車はそのまま、貨物専用飛行機の監視を行う空港関連ビルのフロントガラスを突き破ったという。この事故で、同容疑者のほか、ビルの外に立っていた州兵数人が軽傷を負った。
 同容疑者は事故当時、免許停止処分中だったことが判明し、また、アルコール検知器による吸気テストを拒否したものの、後に一晩中酒を飲んでいたことを認めた。さらに、車内からは少量の麻薬も見つかっている。容疑者は、暴行、器物損壊および麻薬所持の罪で逮捕された。
 ニューヨーク州では、21歳以上のドライバーの場合、血中のアルコール濃度が0.08%以上で飲酒運転とみなされる。またアルコール検知テストを拒否すると、実際に飲酒していたか否かにかかわらず、初回で1年の免許停止、度重なると免許は取り消される。

クイーンズ区ジャマイカ付近のバン・ウイック・エクスプレスウェー、通称I-678の様子 (photo: NHRHS2010)

クイーンズ区ジャマイカ付近のバン・ウイック・エクスプレスウェー、通称I-678の様子 (photo: NHRHS2010)