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共同通信
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秋篠宮さまは30日、58歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、東京・赤坂御用地の赤坂東邸で記者会見し、皇室の高齢化や皇族の減少に伴う公務の在り方について「人数が少なくなれば、引き継ぐのが難しくなる。何らかの見直しを行うことは必要になってくるのではないか」と述べた。
皇族が就任する各種団体の総裁職は「ある分野に特化したものは、関心があることでなければ、引き継ぐべきではない」との考えを示した。
この1年で印象に残った出来事として、ウクライナ侵攻や、イスラム組織ハマスとイスラエルの衝突を挙げた。特にパレスチナ自治区ガザで多くの子どもが犠牲になっていることに「非常に心が痛んだ」と語った。
新型コロナの5類移行後、普通に対面で会話ができるようになり「そういう姿が戻ってきたのは、うれしく思う」と述べた。将棋の藤井聡太八冠や米大リーグの大谷翔平選手の活躍も「うれしいこと」とした。
次女佳子さまの結婚については「もし、いずれ娘が話をしてきたときは、考えをよく聞いて、こちらの思うところを伝える」とした。