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共同通信
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【ニューヨーク共同】米アラスカ航空は3日、経営不振が続く米ハワイアン航空を約19億ドル(約2800億円)で買収すると発表した。国内外への乗り継ぎの利便性を高めるほか、コスト削減で収益力強化を目指す。
ハワイアン航空は羽田など日本の空港と米ハワイ州ホノルル間の直行便を運航している。ただコロナ禍による観光客需要の落ち込みに加え、コロナ収束後もマウイ島の山火事による需要回復の遅れや、燃料費高騰の影響で苦しい経営が続いていた。親会社ハワイアン・ホールディングスの2023年1~9月期の純損失は1億5931万ドルに上る。
統合後も、アラスカ航空が加盟する「ワンワールド」を継続する。