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共同通信
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【エルサレム共同】イスラエル軍のハガリ報道官は3日夜、パレスチナ自治区ガザ北部に続き、南部にも地上部隊が侵攻したと明らかにした。「軍はガザ全域に地上作戦を拡大し続けている」と述べた。イスラム組織ハマスの壊滅を目指す軍は4日、南部最大都市ハンユニスの中心部の一部を指定して住民に大規模な退避を要求した。
南部は既に避難者であふれ、民間人被害の増加が不可避の情勢だ。空爆も全域で強化し、ガザ当局は3日だけで数百人が死傷したと発表した。
イスラエル軍制服組トップのハレビ参謀総長は3日「部隊はガザ南部でも力強く戦っている。北部と同じような結果を得るだろう」と強調。「ハマスの戦闘員はあらゆるところでイスラエル兵に遭遇する」と警告した。ロイター通信によると、軍高官は4日、ガザ北部の作戦を完了しつつあると述べた。
中東の衛星テレビ、アルジャジーラは4日、軍の戦車や装甲車が同日午前、東側からハンユニス方面に向かって移動を開始したと報じた。