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共同通信
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鹿児島県・屋久島沖の米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故は6日で発生から1週間となった。搭乗員8人のうち6人の死亡が確認され、米軍は海上保安庁、自衛隊と協力して残る行方不明者2人の捜索を続行。4日に海中で胴体部の残骸とともに見つかった搭乗員5人のうち、未収容の3人の引き揚げを急いだ。
事故原因の究明に向けては胴体部の引き揚げが焦点になる。日本の捜査権を制限する日米地位協定により、海保など日本の当局は調べることができない見通しだ。
陸上自衛隊は同系機種のV22オスプレイの飛行を停止。CV22は墜落直前にエンジン部から出火したとの目撃情報があり、運用再開には安全性の証明が課題となる。
日本政府は事故後、米側に対し、安全が確認されてから飛行するよう要請。米軍は横田基地(東京都)配備のCV22は停止したが、沖縄県の米軍普天間飛行場に所属する海兵隊仕様のMV22や、海軍仕様のCMV22は飛行を続けている。