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共同通信
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【ニューヨーク共同】国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子裁判官が6日、ニューヨークの国連本部で記者団の取材に応じ「ICCは相当な根拠がないと逮捕状を出さない」と語り、3月にロシアのプーチン大統領に出した逮捕状の正当性を強調した。
ICCは、ロシアが侵攻するウクライナからの子どもの連れ去りに関与した疑いがあるとして、戦争犯罪容疑でプーチン氏らに逮捕状を出した。ロシア側は根拠がないと反発し、赤根氏やカーン主任検察官を指名手配した。
赤根氏は指名手配について「予想はしていた」と語った。面識がない人と食事に行かないなど、安全面に配慮しているという。