平和賞授賞前に家族が会見

12/09/2023

　【オスロ共同】今年のノーベル平和賞に決まったイランの女性人権活動家ナルゲス・モハンマディさん（51）の息子アリ・ラフマニさん（17）が9日、ノルウェー・オスロで記者会見し「最終的に（人権運動の）勝利を信じている」と述べた。10日の授賞式を前に、刑務所に収監中のモハンマディさんに代わって会見した。

　会見はモハンマディさんの夫タギ・ラフマニさん、双子の息子アリさんと娘キアナさんが開いた。3人はフランスに亡命中。

　モハンマディさんはNGO「人権擁護センター」の副代表。厳格なイスラム体制下で抑圧に抵抗し、13回拘束されながらも人権侵害を告発してきた「自由の闘士」と呼ばれる。