太平洋クロマグロ、大型魚枠増加

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共同通信
太平洋クロマグロ(アメリカ海洋大気局提供)

 太平洋クロマグロの資源管理を扱う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の年次会合が9日閉幕し、小型魚の漁獲枠の一部を30キロ以上の大型魚に振り替えられる措置を、2024年は拡大すると決めた。日本は現状、小型魚の漁獲上限の10%を振り替えられるが、24年は30%に引き上げる。大型魚の資源回復が進む中、実態に見合う枠の運用を目指す。

 日本の水産庁が結果を公表した。今年7月に福岡市で開いた下部組織の会合で拡大方針に各国が合意していた。

 年次会合はウェブ形式を併用し、クック諸島で現地時間の12月4日から開いた。日本や米国など26カ国・地域が参加した。