22日付のニューヨーク1によると、ニューヨーク市立大学(CUNY)の1つ、ラガーディア・コミュニティー・カレッジが展開する「父親アカデミー」というプログラムが注目を集めている。
「もっと高みを目指そうという気にさせてくれた。子どもたちや自分のためにがんばらねば」と語るのは、このプログラムを通して高卒同等認定試験に合格したジョージ・ペレスさん。現在は、社会福祉の学位を取るため4年制のコースに通っており、ソーシャルワーカーになるのが夢だという。
18~25歳までの父親を対象にした同プログラムは、大学進学準備のほか、キャリアカウンセリングや家計のワークショップ、子育てクラスもある。 同アカデミーの教務担当は、「子どものためなら何でもしたいと思っているのに、実際何をしたらよいのか分からないという父親がいる」と説明し、「教育、雇用、自己の成長を通じて援助するのがわれわれの目的」と話す。
将来性のない仕事に就いていたというクヮン・ウェッブさんも、同アカデミーを卒業後、2人の子どもに誇れるような仕事に就きたいと、現在高校教師になるべく学んでいるという。