市長の夏休みに批判の声 頻繁過ぎる不在期間

 22日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長の夏季休暇について、関係者から多過ぎると批判の声が上がっているという。
 市長は、7月にペンシルべニア州フィラデルフィアで行われた民主党全国大会に出席するために4日間、またイタリアへの家族旅行に1週間、さらに今週の米北東部の州への訪問を含め、8月最初の週末から同日までの間、17日間不在だった。これ以外にも、インディアナ州で開かれたインディアナポリス市長との会議のため4日間出張に出たが、そのうち平日の2日間は長女キアラさんの卒業式に出席するため、カリフォルニア州を訪れている。
 マイケル・ブルームバーグ前市長の主席報道官を務めていたビル・カニングハム氏は、支持率が低下している市長にとって、夏は公共の場へ姿を現しイメージを回復するチャンスであり、市を離れることは損失だと語っている。市の広報担当は、「市長は事務所と常に連絡を取り、直ちに戻れる状態にある」と説明している。
 一方、アンドリュー・クオモ知事は、「休暇日数はそれぞれが決めることで口出ししないが、私は州を離れると安心できない。離れている間に何か起きたら、現場で陣頭指揮を執りたい」と語った。
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