芥川、直木賞候補決まる

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共同通信
加藤シゲアキさん

 第170回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が14日、発表された。芥川賞は今年の野間文芸新人賞に決まった九段理江さん(33)らの5作が、直木賞にはアイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキさん(36)や、「鴨川ホルモー」などで知られる万城目学さん(47)らの6作がノミネートされた。

 直木賞は選考委員の伊集院静さんの死去に伴い、前回より1人少ない8人で選考される。

 候補作は次の通り。(敬称略)

 【芥川賞】安堂ホセ「迷彩色の男」(「文芸」秋号)▽川野芽生「Blue」(「すばる」8月号)▽九段理江「東京都同情塔」(「新潮」12月号)▽小砂川チト「猿の戴冠式」(「群像」12月号)▽三木三奈「アイスネルワイゼン」(「文学界」10月号)

 【直木賞】加藤シゲアキ「なれのはて」(講談社)▽河崎秋子「ともぐい」(新潮社)▽嶋津輝「襷がけの二人」(文芸春秋)▽万城目学「八月の御所グラウンド」(文芸春秋)▽宮内悠介「ラウリ・クースクを探して」(朝日新聞出版)▽村木嵐「まいまいつぶろ」(幻冬舎)