NY市内、2校で各8件の犯罪
最多高校で武器押収は64個
ニューヨーク市の学校安全報告書によれば、今年7月~12月10日にかけて、マンハッタン区のノーマン・トーマス高校とスタテン島のトッテンビル高校で、犯罪件数が最も多かった。いずれも、この期間だけで計8件の事件が報告されている。武器回収件数が最も多い学校は、ミッドウッドのエドワード・R・マロー高校で、ニューヨーク市警(NYPD)が押収した武器は64個に上り、前年同時期と比べて約107%増加した。
NY1が入手した報告書によると、殺人や性的暴行、強盗、自動車盗など重大犯罪部門では、チェルシーにあるハイスクール・オブ・ファッション・インダストリーズが4件でワースト1位だった。NYPDが定める凶悪犯罪(殺人、強姦、強盗、暴行、性犯罪)では、ベッドフォード・スタイベサントのボーイズ・アンド・ガールズ高校が5件で最多だった。マロー高校では先週、15歳の男子生徒が腹を刺された。
市教育局の広報担当者はNY1に対し「私たちは、思いやりがあり、肯定的な大人や仲間に囲まれた、若者にとって安全な学校を作るために日々努力している」と強調。NYPDの学校安全捜査官と協力しながら、生徒の安全を確保するために日々取り組む意欲を示した。(10日、NY1)
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