夫婦強殺、49歳被告死亡

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共同通信
名古屋刑務所=愛知県みよし市

 名古屋市南区で2017年、80代夫婦を殺害し財布を奪ったとして強盗殺人罪に問われ、差し戻し一審で死刑判決を受けて控訴審中の山田(旧姓松井)広志被告(49)が死亡していたことが14日、関係者への取材で分かった。被告は昨年2月に末期の膵臓がんの診断を受け、治療していた。今後、名古屋高裁が公訴棄却するとみられる。

 関係者によると、今年9月に一般の病院に入院したが、10月に医療重点施設の名古屋刑務所に移送されていた。今月12日ごろに危篤状態となり、13日夜に死亡した。