25日付のABCニューヨークによると、ブロンクス区にある公立小学校に面した路上に、同校に在籍する児童の個人情報を記載した機密文書が放置されていたという。
文書には、ラングストン・ヒューズヤング・エクスプローラーズ・アカデミーに通う児童の氏名をはじめ住所やソーシャルセキュリティ番号、病歴などの個人情報が記載されていた。これらは本来、学校が厳重に保管すべき機密文書で、全て2007年時点のものだった。また、児童らの情報に加え、保護者の電話番号やソーシャルセキュリティ番号も記載されていたという。
同校に娘を通わせる母親の1人は、「これによって娘の個人情報が漏えいしたかもしれない。悪用されていないか不安で仕方がない」と話している。通行人からの通報により発見されたこれらの文書を、誰が路上に放置したのかは分かっていない。
ニューヨーク市教育局(DOE)は個人情報を含む重要な書類の管理は各学校で厳重に行うよう定められているとし、このような事態が起きてしまったことに対し「この事実を真摯に受け止め、再発防止のためにも捜査を行い、原因を突き止める」と説明している。