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共同通信
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【エルサレム、ワシントン共同】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は14日、イスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相らと会談した。地元メディアによると、パレスチナ自治区ガザでの軍事作戦を巡り「数カ月ではなく、数週間で大規模攻撃から的を絞った攻撃へと局面転換すべきだ」と伝え、戦闘縮小を要請した。
ネタニヤフ氏は「イスラム組織ハマスの壊滅まで戦い続ける」と強調。ガラント国防相も「ハマス壊滅の戦いは数カ月続く」と述べた。バイデン政権の要請をイスラエルが受け入れるかどうかは不透明だ。
ニューヨーク・タイムズ紙は米高官の話として、バイデン大統領が3週間程度で「より正確な」作戦への移行を望んでいると伝えた。米側は、精鋭部隊がハマス指導者の殺害や人質救出、トンネル破壊に当たることを想定しているという。
ホワイトハウスによると、サリバン氏はイスラエル側との会談で「高強度の掃討作戦から低い強度の精密な作戦」に移行する条件などの説明を受けた。