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共同通信
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【北京共同】中国国家統計局が15日発表した11月の消費動向を示す小売売上高は前年同月比10.1%増となった。前年に新型コロナウイルスの感染拡大で消費が落ち込んだ反動もあり、10月の7.6%増から加速した。市場予想の12.5%増には届かなかった。
不動産大手の経営難が景気に悪影響を与えており、11月の消費者物価指数が2カ月連続でマイナスになるなど、実際の消費回復の勢いには弱さもみられる。
11月の工業生産は6.6%増だった。自動車などの生産が好調で、前月の4.6%増を上回った。
1~11月の主要統計を見ると、不動産開発投資は前年同期比9.4%減となった。