“汚部屋”に9千ドル請求 Airbnb利用者がモデル訴え

 8月30日付のニューヨーク・ポストによると、エアービーアンドビー(Airbnb)の利用者が、ウェブサイトに掲載されていたアパート情報とはかけ離れたひどい状態のアパートをあてがわれた上、高額の料金を請求されたため、同社と提供者のモデルを詐欺罪で訴えたという。
 クリスチャン・プガチャウスキーさんは、6〜8月を過ごそうと、マンハッタン区ルーズベルト島の「モダンで快適、家具付き」という説明とともに掲載された、清潔感のあるイースト川沿いの物件を選んだ。しかし、入室日に部屋を訪れると掲載写真とは違い、「壁のペンキは剥がれ、床にも穴が空いていた。不潔で住めるような環境ではなく一晩でアパートを出た」と述べた。
 その後家賃の9千ドル(約93万円)に加え、デポジットとして払った3千ドル(約31万円)、キャンセル料として追加で2万ドル(約206万円)を請求され、「サイトの説明とかけ離れた物件を貸し出すのは詐欺に当たる」と訴えた。
 物件の提供者のリンジー・スコット被告は元ビクトリアズ・シークレットのモデル。2009年の取材で部屋について、「広くて安い」と話していた。同社と被告はコメントしていない。

Dsun_PROOF(2016-09-02 5.26.23 PM)