1日付のフォックス5によると、クイーンズ区のフラッシング・メドウズ=コロナパークで現在開催中のテニス全米オープンで、選手や周辺施設を巻き込んだトラブルが発生しているという。
メイン会場のアーサー・アッシュ・スタジアムには今年新しく屋根が設置されたが、会場内の音が反響してうるさいという苦情が寄せられている。観客の1人は「最初はエアコンの音が響いていたが、観客が増えるにつれ騒がしくなる人々の声が気になり、さらには屋根を弾く雨の音があまりにもうるさかった」と話した。大会に出場するアンドレアス・セッピ選手も、「一部の観客の話し声がコートにも届く」と会場の騒音に対する不満を漏らしている。一方、アンディー・マレー選手は「環境がどうであろうと、自分のプレーに集中すべき」と述べた。
また、同大会は騒音だけでなく、周辺施設への影響も問題となっている。今年から警備が厳しくなったことを受け、ニューヨーク市警察(NYPD)が同区のクイーンズ美術館の前に車両を停車させるため、大会期間中施設を一時的に閉鎖しているという。