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共同通信
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岸田文雄首相は20日、危険運転致死傷罪の処罰対象に、法定速度を大幅に上回る異常な高速運転を加える法改正に着手する考えを示した。官邸で自民党のプロジェクトチーム(PT)から提言を受け「法務省で直ちに検討を開始させたい。悪質運転で尊い命が失われてはならない」と述べた。
PTは首相との面会に先立ち、小泉龍司法相にも提言を渡した。法務省は有識者会議の設置など対応を検討する見通し。提言は2021年2月、元少年が大分市内で乗用車を時速194キロで走行し対向車の運転手を死亡させた事故などを踏まえた。