こどものくに幼稚園 Kodomono Kuni

 

こどものくに幼稚園

Kodomono Kuni

 

園長 早津 邑子

園長 早津 邑子

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

1975年にクイーンズのパークウェイビレッジで4人の子ども集団から始まったこどものくに幼稚園も今年で49年目、いよいよ来年は創立50周年という大きな節目の年を迎えます。ニューヨーク地区で最も古い日本人幼稚園として、たくさんのこども達を送りだしてまいりました。創立50周年記念誌作成に向け、これまで園から巣立って行ったたくさんのこども達やお母様お父様からご連絡を頂いています。さらに大きく成長し世界中で活躍している姿を知り、その成長の大事な一時期をこどものくに幼稚園で見守らせてもらえたことは、教育者として幸せなそして誇りの気持ちで一杯です。

幼児期には、子ども自身の意欲を育て、積極的に物事に取り組む姿勢を培うことが何よりも大切ですが、それには言葉による意思疎通が自由にできる環境が大前提であることを忘れてはなりません。本園では、日本語による「遊び込み」を通し、子ども同士の深いかかわり合いから得られる楽しさや、人と触れ合う喜びを日々体験することで、心の安定を図ります。不安のない環境で芽生える遊びに対する意欲は学習への意欲につながります。また、自然のうちに上手に2か国語を習得する基礎と自信を培い、総じてそれらの「体験」が将来、より広い社会に適応できる人格の形成に役立ちます。

アメリカに滞在されているご家庭にとってお子さんの第二外国語の取得も大事な要素になってきます。こどものくに幼稚園では園専属のESLの先生によるクラスを行っています。長い経験を基に作られたカリキュラムは、「コミュニケーション」が中心となります。椅子に座って先生の言うことを繰り返し言うなどの授業形式ではなく、遊びや製作などの活動を通して自然に英語でコミュニケーションが取れていく様に考えられています。また、同じ建物内にある現地幼稚園との交流がそれをより現実的なものにしています。様々な交流活動を通して、日本幼稚園でありながら、アメリカ社会にしっかりと根を下ろした園生活を送ることができます。幼少期に多様な文化に触れることは、将来の柔軟な人格形成につながります。

「百聞は一見にしかず」という言葉がございます。是非園をご見学頂き、広大な敷地の中の恵まれた環境をご覧頂ければと思います。たくさんの皆様にお会いできるのをとても楽しみにしております。

 

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