2日付のDNAインフォによると、マンハッタン区アッパーイーストサイドで相次いで起きた放火事件が、近所に住む69歳の男の犯行によるものだったことが判明した。
今年7月9日、63丁目にあるアパートの一室で起きた放火事件を皮切りに、約1カ月の間に酒屋や洋品店、クリーニング店など合計7軒の建物が被害に遭った。ニューヨーク市警察(NYPD)は、防犯カメラの映像を頼りに容疑者を割り出し、今月1日、82丁目に住むレオ・ライズバーグ(69)を逮捕した。
ライズバーグは7月、同区ミッドタウンで車のタイヤをパンクさせ、車の持ち主を恐喝した上、その翌日には5番街の高級百貨店、バーグドルフ・グッドマンから5500ドル(約55万8千円)相当のバッグを盗むなど、複数の前科があることも分かっている。これら2件の事件では既に釈放されているが、今回の放火では15万500ドル(約1530万円)の保釈金が設定されており、2日の時点で同区ダウンタウンにある拘置所に収容されている。
店が放火され、先週ようやく営業を再開させたという店主は、「粉々に割れた窓ガラスや、煙や放水で傷んだ床を修理するのに数千ドルかかった」と話している。