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共同通信
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日本郵政の増田寛也社長は22日の記者会見で、手紙の郵便料金の上限を引き上げる総務省の省令改正案を受け、はがきも含め「来年10月に値上げしたい」との考えを表明した。郵便物の減少により傘下の日本郵便の事業収支が厳しい見通しになっているとして、理解を求めた。
総務省は18日、省令の改正案を審議会に示した。今後、意見募集などを経て来年6月にも改正し、日本郵便が正式に料金改定を届け出る。手紙(25グラム以下の定形郵便物)は84円から110円に、はがきは63円から85円になる。
増田氏は「短期間に何度も値上げするのは、国民の理解を得るのが難しい」として、コスト削減の取り組みを進めるとも強調した。