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共同通信
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あの夜の歓喜を漫画で再び―。38年ぶりの日本一に輝いたプロ野球阪神を愛する漫画家約20人が、快挙を題材に新たに執筆した作品集が小学館から刊行された。各界の虎党著名人のコメントも掲載。担当編集者は「『アレのアレ(日本一)』の感動がよみがえる一冊。もう一度一緒にお祝いしましょう」としている。
タイトルはずばり「阪神タイガース優勝記念本」。表紙では、高橋留美子さんの代表作「うる星やつら」に登場する「ラムちゃん」が、縦じまユニホームでお出迎えだ。高橋さんは新作「逆王手」で、日本シリーズ第6戦でオリックスに敗れた際の自身のいらだちをユーモラスに描いた。
4こま漫画の名手しりあがり寿さんは、期待感を必死で抑えてきた今季を「もしや・ムリムリの日々」で回想。「スカイハイ」で知られる高橋ツトムさんは、共に阪神ファンだった先輩漫画家、故高井研一郎さんをしのぶ作品で「日本一の感激を一緒に分かち合いたかった」と語りかけた。
選手OB川藤幸三さんのインタビューや直木賞作家今村翔吾さんの寄稿も掲載している。