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共同通信
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【キーウ共同】ウクライナ空軍のオレシチュク司令官は26日、ロシアが併合した南部クリミア半島南東部フェオドシヤで、ロシア軍の大型揚陸艦ノボチェルカスクを爆破したと通信アプリで発表した。昨年、沈没させた黒海艦隊旗艦のミサイル巡洋艦モスクワに次ぐ戦果だと強調した。ウクライナ軍によると、攻撃は巡航ミサイルで実施した。
ロシア国防省は26日、同日未明にウクライナ軍のミサイル攻撃でノボチェルカスクが損傷したことを認めた。その一方でロシア側が応戦し、ミサイルを発射したウクライナ軍のスホイ24戦闘爆撃機2機を撃墜したと表明。揚陸艦損傷の被害程度には触れていない。
ロシアが併合後のクリミアに創設した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長は26日、フェオドシヤへの攻撃で港湾周辺の住宅などが損傷し1人が死亡、2人が負傷したと明らかにした。
オレシチュク氏は通信アプリで「ロシアの艦隊はどんどん縮小している。空軍パイロットと繊細な任務に関わった皆に感謝する」と述べ、暗闇の中で大規模な爆発が起きる映像を投稿した。