13日付のDNAインフォによると、ニューヨーク市立図書館で最も豪華で広い閲覧室と、同じく2014年から閉鎖されていた目録室の天井画や内装の修復作業が完了し、10月5日から再び利用できるようになるという。
再オープンするのは、同館の「ローズメイン閲覧室」と「ビルブラス・パブリック目録室」の2部屋。トニー・マークス館長は、「14年5月の調査で、天井画がはげ落ち、その周囲の装飾であるロゼットの一部が欠けているのが確認され、約2年にわたり修復工事を行ってきた」と話す。その結果、1911年に画家のジェームズ・ウォール・フィンによって描かれた天井画は鮮やかに復元、約900のロゼットは補強され、シャンデリアの電球も省エネのLEDライトに取り換えられた。
また、同館長は「100年前の豪華な内装が再現されたこれらの部屋を、再び市民の皆さんの読書の場として提供できることを誇りに思う」と述べた。目録室には、新たにコンピューターも設置される。この修復工事には、総額1200万ドル(約12億3千万円)がかけられたという。
再オープン後は、毎日午前11時と午後2時に専門スタッフによるガイドツアーが行われる。