住民にシェルターと知らせず QU区の議員らが抗議

 15日付のタイムス・レッジャーによると、クイーンズ区コロナのホリデイ・イン・エクスプレスがホームレスシェルターとして使用されていたことが分かり、民主党の地元議員が14日、地域住民に知らせ抗議した。
 ジョセフ・クロウリー連邦下院議員とニューヨーク州議会のジョセ・ぺラルタ上院議員らは、市が同区ロングアイランド・エクスプレスウェー沿いにある同ホテルの客室30~40%以上を過去数カ月にわたり、地元議員や住民らに知らせることなくシェルターとして利用していたことを批判し、同ホテルが永続的なシェルターとして使用される可能性を懸念した。
 議員たちは、「永続的なシェルターが既に5つも同区にあり、必要以上にニューヨーク市に貢献している」と訴えた。市のホームレスサービス局は、「現時点では、同ホテルをシェルターに変える計画はない」と述べている。
 市では先月、5万9373人という記録的な数のホームレスがシェルターを、また、4千人が46カ所のモーテルを利用した。
 市は今月から同区マスペスのホリデイ・イン・エクスプレスをシェルターとする計画であったが、地域住民の反対に遭い実現していない。
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