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共同通信
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【ニューヨーク共同】29日のニューヨーク原油先物相場は3日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)の2024年12月渡しが前日比0.12ドル安の1バレル=71.65ドルで取引を終えた。23年の年間では10%超の下落。
3月に欧米銀行の経営危機を背景とした景気の先行き懸念から売りが膨らみ、一時は1バレル=60ドル台後半まで低下した。主要産油国で構成する石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産継続を決めたのを背景に9月には1バレル=90ドル台まで上昇。
その後は米国の在庫増加などを受けて需給の緩みが懸念され、下落傾向となった。