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共同通信
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自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部が西村康稔前経済産業相を任意で事情聴取していたことが30日、関係者への取材で分かった。西村氏は安倍派の実力者「5人組」の一人。他のメンバーの松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長、世耕弘成前参院幹事長、萩生田光一前政調会長に加え、安倍派座長の塩谷立元文部科学相も含めた中枢幹部計6人が聴取されたことになる。
特捜部は政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで、派閥の会計責任者の立件を検討。幹部らへの聴取内容を踏まえ、会計責任者との共謀の有無を判断する。
西村氏は2021年10月~22年8月まで派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めた。安倍派では22年、議員側への還流を取りやめる方針を示されたが後に撤回、特捜部は幹部らへの聴取でこの決定への関与を調べている。
安倍派では、パーティー券の販売ノルマ超過分を派閥側の政治資金収支報告書の収入に記載せず議員側に還流。支出にも記載せず、受領議員側も収入として書いていなかった。