19日付のエスアイライブによると、マンハッタン区とスタテン島を結ぶスタテン島フェリーの利用者数が、過去最高を記録したという。
昨年5月~今年6月の間に、スタテン島フェリーを利用した人は約2300万人に上り、ニューヨーク市の管理報告書によると、前年の同時期と比べ利用者数が5%に当たる約120万人増加したという。
昨年10月に行われた運行スケジュール改正に伴い、運行本数が増え、30分ごとにフェリーが出るようになった。ビル・デ・ブラシオ市長は「これまで運行時間が1時間間隔になっていた深夜や週末にも増便し、24時間体制で利用しやすくなったことが利用者増加につながったのだろう」との見方を示した。
ダイヤ改正当初は、増便の影響で増える利用者は16万人ほどと見込まれていたが、その予想を大きく覆す結果となったことを受けて、ダイヤ改正に取り組んだ同島のジェームズ・オッド区長は、「市民にとってこのフェリーがどれほど大切なものか証明された」とし、「これからも快適な交通手段としてこのフェリーを利用してもらえるようサービス向上に努めたい」と述べた。
2019年には3隻の新しいフェリーが追加される計画だという。