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共同通信
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マグニチュード7.6の地震の揺れから一夜明けた2日午前、石川県の加賀―能登南部をヘリコプターで巡ると、本来は三が日の穏やかな時間が流れていたはずの街に、大地震の爪痕が無数に刻まれていた。道路や駐車場などには亀裂や地割れによる段差が目立ち、数多くの住宅や店舗が無残に倒壊。津波に襲われたとみられる漁港では、片付けに追われる人の姿もあった。
金沢市の金沢大角間キャンパス近く。山あいを開発したとみられる住宅街は、高台の斜面が広範囲に地崩れを起こし、複数の住宅が転がり落ちていた。
穴水町周辺では道路や橋がところどころ波打ち、長さ数十メートルに及ぶ地割れも見られた。