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共同通信
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水力発電を活用した電気料金プランが人気だ。化石燃料を使わないため、環境意識の高まりを受けて家庭での契約が増えているほか、脱炭素や地産地消のエネルギーとしてPRにつなげたい企業にも広がっている。大手電力は自治体と連携し、地元の水力発電の活用に力を入れる。
東北電力グループでは秋田県に住む家庭向けに、秋田県営の水力発電所でつくられた電気を供給するプランを23年8月に始めた。利用者は順調に増え、手がける東北電力フロンティアによると、子育て世帯から「環境に優しい電気が選べて良い」との反応があるという。
輸入資源の価格変動の影響を受けないため「家計の見通しが立てやすい」利点もある。