海保次長「痛恨の極み」

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共同通信
羽田空港での日航機と海上保安庁機の衝突事故を受け、記者会見で頭を下げる海上保安庁の瀬口良夫次長。奥は国交省の担当者=2日午後、国交省

 羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、海保の瀬口良夫次長が2日夜、東京・霞が関の国土交通省で記者会見し「事故によりご迷惑をかけた皆さまに深くおわびする。かけがえのない職員の命を失ったことは痛恨の極みだ」と述べた。

 会見は午後9時15分過ぎに始まった。同席した国交省の平岡成哲航空局長は「非常に大きな事故と受け止めている。原因究明にはしっかり協力していきたい」としたものの、管制官と両機のやりとりは確認していないとして明かさなかった。

 日航機からの乗客らの脱出については「短い時間にできたのは手続きが適切に行われたためではないか」との認識を示した。