21日付のDNAインフォによると、地元の食材を積極的に取り入れる取り組みの一環として、ニューヨーク州産の牛肉を使ったハンバーガーが市内の公立校で22日、初めて提供された。
同日の給食で、州産の牛肉を使ったチーズバーガー約50万個が食された。今年はあと3回、このメニューが給食に登場する予定だという。
ニューヨーク市教育局、給食担当部署のエリック・ゴールドスタイン代表によると、「今年は取り組みをさらに充実させようと話し合いが行われた結果、州では酪農業が盛んであるにもかかわらず、地元産の肉類を地元で消費せず、給食にも使われていないことが分かり、着目した。州の農家や畜産家たちのためになるだけでなく、自分たちが暮らす地元発展の手助けができる」と話した。
市内の公立校に給食を提供するNYCスクールフードと州農務省が、共同で取り組む給食の地産地消プログラムは昨年から実施されており、毎週木曜は州内から調達した食材をメインに使ったメニューを提供している。昨年提供された給食のうち、木曜以外の給食に使われた食材で州産のものは2割程度だったが、木曜に登場するメニューの食材は半分以上が州産だという。