22日付のニューズデイによると、クイーンズ区のラガーディア国際空港(LGA)改修工事について、空港を運営するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)の同日の理事会で、ジョン・デグナン会長が「来年初めにターミナルBの改修工事が始まれば、渋滞がさらにひどくなるのではないか」と懸念を示していたことが分かった。
今年8月22、23日には工事による一部道路の閉鎖に悪天候が重なり、周辺道路で大渋滞が発生し、LGA利用者から不満の声が上がっていたが、同会では身内からも不安視する見方が出た。これに対し工事責任者は「渋滞は今夏がピークだった」と答え、道路の混雑状況をカメラで監視し、問題が見つかればその都度、空港職員や警察が対策を講じていると報告し、解決済みだと強調している。
PAでは、工事開始当初より空港利用者に対し、渋滞が予想されるため遅くても搭乗の2時間前には空港に到着するよう推奨している。しかし空港内では保安検査が混雑しており、利用客が搭乗までスムーズに行動できないことも問題となっている。このような状況の中、今後さらに進む工事計画は関係者間でも見解が割れる頭の痛い問題となっているようだ。