東京円、144円台後半

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共同通信

 5日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比1円43銭円安ドル高の1ドル=144円80~81銭。ユーロは1円73銭円安ユーロ高の1ユーロ=158円54~61銭。

 米国経済の堅調さを背景に早期利下げ観測が後退し、前日に米長期金利が上昇。一方、能登半島地震を受け、日銀が1月にマイナス金利を解除するとの見方がほぼなくなり、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢だった。

 市場では「米国の労働市場が底堅く、インフレの落ち着きだけでは、米連邦準備制度理事会は利下げに踏み切らないだろう」(大手証券関係者)との声があった。