Published by
共同通信
共同通信
関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は5日、大阪市で開いた年頭の記者会見で「賃金と物価が適度に上昇する安定的な経済への移行を果たすには、物価上昇に負けない構造的な賃上げの実現が鍵となる」と述べた。2024年春闘で前年を上回る賃上げを会員企業に呼びかける方針。
松本氏は、国内総生産の6割は個人消費が占めることを挙げ「中間層を中心に賃上げし、消費意欲を向上させ、消費してもらい、需要を増やすことが重要だ」と指摘した。賃上げの水準は、消費者物価指数の上昇率を超えることが望ましいとした。
大阪・関西万博は「赤字を出さないように、チケットをどんどん売っていくことが必要だ」とした。