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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領は8日、白人至上主義者による銃乱射事件が2015年に起きた南部サウスカロライナ州チャールストンの黒人教会で演説し「米国を苦しめている毒がある。白人至上主義だ」と述べ、人種差別と闘う姿勢を強調した。大統領選の民主党候補者選びの初戦となる予備選が開かれる同州で黒人の支持固めを図った。
バイデン氏は前回20年大統領選の予備選序盤で苦戦したが、サウスカロライナ州に多い黒人票を得て息を吹き返し勝利した。共和党候補指名争いで首位のトランプ前大統領の在任中に勢いを増した白人至上主義と決別する姿勢を明確にし、支持を呼びかけた。