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共同通信
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国土地理院(茨城県つくば市)は9日、震源に近い石川県輪島市の電子基準点が南西方向へ約2メートル動く変動を観測したと発表した。地震による通信回線の不具合でデータが確認できなかった地点の情報を新たに追加し更新した。2日の発表では、同市の別地点で確認された西約1.2メートルの変動が最大だった。
同院によると、他に珠洲市で南西へ最大約94センチ、穴水町で北西へ約93センチ変動。約2メートルの変動があった輪島市の電子基準点では、約1.3メートルの地表の隆起も確認された。
地殻変動を観測するGNSS連続観測システムで、地震前後の位置データを解析した。