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共同通信
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東京電力柏崎刈羽原発が立地する新潟県柏崎市と刈羽村の住民が、原発の在り方について東電関係者らと意見交換する会合が10日、柏崎市で開かれた。能登半島地震で使用済み核燃料プールの水が漏れたことから、安全性に関する質問が相次いだ。同原発の稲垣武之所長や地元自治体、原子力規制庁や資源エネルギー庁の担当者が参加した。
会合は「柏崎刈羽原子力発電所の透明性を確保する地域の会」が開催。ある住民は、能登地震のような地盤の隆起が起きた際の懸念を質問。東電側は「能登では活断層が海岸線ぎりぎりにあった。柏崎刈羽原発では同じような隆起を起こす断層は確認されていない」と説明した。