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共同通信
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【ワシントン共同】米共和党が多数を占める下院の国土安全保障委員会は10日、南部国境から流入する不法移民の急増に対応できていないとして、マヨルカス国土安全保障長官の弾劾訴追に向けた公聴会を開いた。法律の専門家ら4人から意見を聴いた。国境管理は11月の大統領選で主要争点になる見通しで、共和党はバイデン民主党政権が「無策」だと非難した。
AP通信によると、米閣僚の弾劾訴追は、不正な金銭授受疑惑が発覚した1876年のベルナップ戦争長官の事例のみ。不祥事ではなく、政策を巡ってマヨルカス氏が弾劾訴追されれば前代未聞の事態となる。