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共同通信
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小野薬品工業は11日、滝野十一取締役専務執行役員(55)を社長に昇格させる人事を発表した。相良暁社長(65)は代表権のある会長に就く。15年半ぶりの社長交代で海外展開を強化する。4月1日付。相良氏は2008年9月に社長に就任し、主力のがん免疫治療薬「オプジーボ」の開発を主導した。
大阪市の本社で開いた記者会見で、滝野氏は「真のグローバルファーマになる使命に燃えている」と意気込んだ。相良氏は「主力品の特許切れを克服して成長するためには、国内だけで仕事をしていては追いつかない」と述べた。